2017/07/26(水)
高齢者特有の「あの姿勢」の知られざる原因?!
カテゴリー:首の痛み
From志賀祐介
今回は姿勢について考えていきたいと思います。
誰しも一度は自分の姿勢を気にしたことがあると思います。
少し肩が下がっている、顔が傾いている、腰が引けている、
高齢者に多いのはO脚、円背、ワイドベースなど・・
しかしそれを常に気にするというのは余程の
美意識の高い方でない限りは難しいと思います。
常に膝に力を入れている
常にお尻に力を入れている
モデルの方などはやられていることもあるようですが
一般人として維持するのは厳しい印象があります。
ただ言われて気になるのが姿勢ですね
肩下がってるよね
がに股じゃない?
など言われたら誰しも気になると思います。
しかしその場しのぎで修正はできるものの
根本を治すのはこれも難しい印象があります。
姿勢は日々の生活習慣の現れだとも言われます。
よく足を組んでいる人は骨盤が後傾し、がに股に
なりやすく腰痛にもなりやすい。
デスクワーク等で長時間の座位姿勢をとる人は
脊椎の彎曲が変わってきてしまい肩こりになりやすい。
日々の生活習慣と姿勢は大事ですね。
しかしなってしまったものはしょうがない?!
今回はデスクワークの片や高齢者に多い
「円背(猫背)」の改善すべきポイントをお伝えします。
ちなみに壁にぴったりとカカトとお尻をつけて頭が
壁につかない人は要注意です。
一見脊椎に目が行きがちですが脊椎を例えボキボキやっても
よくなる人はあまり聞いたことがありません。
円背の人はその姿勢を正すために様々な所に
力が入っています。
特にそのバランスがとりずらい体幹で重たい
頭を支えるためには努力が必要です。
そこで努力するのは
そう「首」です。
円背の人と頸部の関係は重要になります。
とくにその姿勢から考えられる頸部の
筋はどこか??
ずばり「頸長筋」です。
??
おそらく頸長筋を意識してリハビリなど
やられている方は少ないと思います。
全体の1%もいないのではないでしょうか。
それは頸部の前面にある筋で、姿勢には
重要な筋といえるでしょう。
まずは頸長筋を調べてみて下さい。
そして触診できるようになって下さい。
この硬結を感じることができたのならば
その筋を是非調整してみてください。
その点を意識してアプローチ、生活すると
姿勢の変化を感じることができるのではないのでしょうか。
まずは実践してみて下さい。