2017/07/06(木)
治療効果を倍増できますー自主トレーニングで
カテゴリー:自主トレーニング
From志賀祐介
本日も疼痛治療に関するアイデアやヒントを
お伝えしたいと思います。
今回は自主トレーニングについてです。
よく患者様にも質問をされますが、家で
何かやった方がいい体操はありますか?
と聞かれることがあります。
答えはもちろん「Yes」です。
ただここで重要なことは何をする必要が
あるのか、を正しく伝えなければいけません。
私は施術の初回から自主トレーニングの
指導はしていません。
なぜなら施術の効果が分からなくなって
しまうからです。
まずは施術の効果をしっかりと判定し
その上で自主トレーニングを指導するという
手順が必ず必要だと考えています。
自主トレーニングも一種の施術ですね。
身体に合う自主トレーニングとそうでない
自主トレーニングがあります。
的確に評価をしなければ自主トレーニング
でさえもただ単に痛みを増悪させる
トレーニングとなることがあります。
そんな中でどんな自主トレーニングが
おススメか?
腰痛の人に関していうと割りと反応の
高い自主トレーニングだと感じたものを
ご紹介します。
それは「足底筋膜」のストレッチです。
腰痛が殿筋との関わりが強いことは
知っている方が多いと思います。
その中で筋膜のつながりの知識があれば
「スーパーフィシャルバックライン」が
足底筋膜と関連していることは分かると
思います。
つまり足底筋膜を緩めてあげることで
殿筋をリリースすることにつながるのです。
殿筋自体の自主トレーニングもいいのですが
寝てやるものが多く、中々続かないケースが
多いように感じます。
そこでこの足底筋膜の自主トレーニングは
座ったまま出来るので比較的簡単に
取り組むことができます。
方法は簡単。
「座った状態で足を組みの指の間に手の指を
入れてぐるぐると回すだけ。」
是非やってみてください。
腰痛のある人は大体痛がります。
それは効いている証拠?
でも効果はかなり期待できると私は
感じています。
しかし、本当にその方に合った自主トレーニング
かどうかはしっかりと評価をする必要があります。
原因がバックラインにないのにこれを
やっても意味はないですからね。
しっかりとつながりの知識を使って
評価を行いましょう。
原因が分かればそれに合う治療や
自主トレーニングが必ず見つかります。
原因を特定するのが私たち治療家の
役割です。
ただのマッサージなら誰でもできますからね。
それはおばあちゃんに対する子供の肩もみ
と同じこと・・
原因の特定が出来なければ私に聞いて下さい!